22日投開票の東京都議選で、朝日新聞社は出口調査を実施した。調査結果の推計によると、自民党の獲得議席は、告示前の24議席(非公認を含めると30議席)に届くか微妙だ。小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」は告示前(25議席)から増やす可能性が高く、都議会第1党が自民から都民ファに移る可能性が高い。
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公明党は、告示前の議席があった23人よりも1人少ない22人を擁立していたが、全員当選は見通せない状況だ。立憲民主党は告示前の13人を維持した上で積み上げをうかがう。共産党は告示前から減らす可能性がある。
都議会に議席がなかった国民民主党は複数の議席を獲得する可能性が高い。都議選初挑戦の参政党や、石丸伸二氏が立ち上げた地域政党「再生の道」にも議席獲得の可能性がある。
出口調査は全42選挙区の計672投票所で、投票を終えた有権者を対象に実施した。(吉沢龍彦)
朝日新聞社