米軍が22日、イラン中部フォルドゥの核施設を爆撃した。この施設は山中をくりぬいた地下約80メートルに建設されており、米軍は地下貫通弾「バンカーバスター」を使用して攻撃したとみられている。被害はどの程度あったのか。
衛星画像で攻撃の前後を比べると、施設があるとみられる場所は地面が大きくくぼみ、山が二つに割れたようにも見える。地下施設への被害の詳細は不明だが、激しい空爆があったことがうかがえる。
国際原子力機関(IAEA)によると、今回の攻撃による外部への放射能漏れは確認されていない。イランメディアでは、中に保管されていた核関連物質は事前に運び出されていたと報じられている。【カイロ金子淳】