国分太一、日テレ番組降板の衝撃 関係者が語る「裏の顔」とコンプラ違反疑惑

「プライバシー保護の観点からお答えできません」

6月20日、日本テレビは人気タレントの国分太一氏について、複数のコンプライアンス上の問題が確認されたとして、出演する全てのレギュラー番組の降板を決定したと発表した。事態を重く見た日本テレビの福田博之社長が急遽記者会見に応じたものの、国分氏が具体的にどのような問題を起こしたのかという記者の質問に対しては、冒頭のように述べるに留まり、終始詳細を明かさなかった。

国分氏は『ザ!鉄腕!DASH!!』など、日本テレビ系で6本のレギュラー番組を持ち、長年にわたり親しまれてきた顔だった。それだけに、突然の降板劇の裏でいったい何が起きていたのか、注目が集まっている。

噴出するパワハラ疑惑 関係者の具体的な証言

複数の関係者からは、国分氏の現場での態度に対する疑問の声が上がっている。あるテレビ局関係者は、彼の表向きの「いい人」というイメージは旧ジャニーズ事務所によるものだとし、実際には「裏の顔はまるで別人」だったと証言する。プロデューサーなど決定権を持つ上層部には露骨なヨイショをする一方で、ADなどの立場の弱いスタッフには態度が一変したという。

たとえば、『ザ!鉄腕!DASH!!』のロケでは、泥などで手が汚れることを嫌がり、「ウェットティッシュではなく、ちゃんとしたおしぼりを持ってこい」と要求することが日常的だったという。畑でのロケ場所は、コンビニまで車で30分以上かかるような僻地であるにもかかわらず、もしおしぼりが手に入らない場合は「ちゃんと考えて用意しとけよ!」と怒鳴り散らしたという。

別のキー局の番組プロデューサーも、国分氏のスタッフへの態度に問題があったことを明かしている。ある情報番組では、「カンペが遅い」「原稿の字が読めない」といった理由でスタッフが日常的に怒鳴られていたという。調査の結果、国分氏が重度の老眼であることが判明し、VTRインサート時には眼鏡をかけるよう提案したところ、「え、それって俺が悪いってこと?」と逆ギレされたといい、もはや擁護できなくなったと語った。

この他にも、「なんでこんなことが出来ないんだ」と怒号を上げて番組スタッフを叱責するパワハラ行為が日常的だったという証言(バラエティ番組AD)や、1年以上前のトーク番組収録中に、進行が時間通りに進まないことに激高し、スタッフに「俺の前に現われるな」などと叱責したという声(制作会社関係者)も上がっており、国分氏のスタッフへの威圧的な態度を示す証言が相次いでいる。

セクハラ行為の疑いも 複数の証言が示す「馴れ馴れしさ」

スタッフへのパワハラ疑惑だけでも大きな問題だが、国分氏には他にもコンプライアンス違反があったとされている。6月21日には「スポニチ」が、国分氏が出演番組の女性スタッフに対し「恥ずかしいと感じるような写真をおねだりしていた」と報じた。

[国分太一、日テレ番組降板の衝撃 関係者が語る「裏の顔」とコンプラ違反疑惑

コンプライアンス違反により日本テレビの番組を降板した国分太一氏](https://news.yahoo.co.jp/articles/9bc2cb69c1822ae49f0322ced263e301c1913536/images/000)

セクハラ行為についても、複数の関係者から証言が得られている。別のテレビ局関係者は、気に入った女性スタッフを食事に誘ったり、ボディタッチを行ったりしていたという話をよく耳にしたとし、「巷で飛び交っている『セクハラ説』『パワハラ説』を聞くに、”さもありなん”というのが実際の印象です」と述べた。

さらに、数カ月前まで国分氏の番組を担当していたスタッフは、「国分さんは女性スタッフに対して馴れ馴れしすぎる」と語る。女性スタッフに必要以上にプライベートな話を聞くことが頻繁にあり、実際に国分氏の馴れ馴れしい態度に悩んで相談してきた女性スタッフもいたという。

国分太一氏の謝罪コメントと活動休止

こうした状況を受け、国分氏自身もコメントを発表した。「長年の活動において自分自身が置かれている立場への自覚不足、考えの甘さや慢心、行動の至らなさが全ての原因です」と述べ、コンプライアンス違反の事実を認める形で謝罪した。そして、「期限を決めずに全ての活動を休止し、自分を見つめ直させていただきます」として、無期限の活動休止を発表した。

長年築き上げてきたイメージとは異なる「裏の顔」や、スタッフへの不適切な態度、そしてセクハラ疑惑など、複数の問題が表面化した今回の事態。人気タレントの突然の降板は、業界内外に大きな波紋を広げている。


参考文献

  • FLASH (YYYY年MM月DD日) 国分太一、日テレ番組降板の裏側 関係者が語るパワハラ・セクハラの疑惑. Yahoo!ニュース掲載.
  • スポニチアネックス (YYYY年MM月DD日) (※本文中で言及された記事)