漫画家の倉田真由美さんが2025年6月23日にXで、自民党が、22日に投開票された東京都議選に無所属で出馬し当選した3人を追加公認したことに、「ひどい」などと憤った。
■「追加公認」Xトレンド入りも
自民党は22日、無所属で出馬していた宇田川聡史氏と三宅正彦氏、青木英太氏を追加で公認した。同日深夜に複数メディアが報じた。
宇田川氏と三宅氏は、前回21年の都議選では自民党で出馬し当選していた現職だが、政治資金パーティーなどで集めた資金の収支報告書不記載が確認された。いわゆる「裏金」が批判され、今回の都議選では自民党から公認されていなかった。
Xではこの追加公認に、「どういうこと!? 」「有権者を舐めてるな!」「流石に都合良すぎだなこれは」「ステルス自民党とか詐欺やん」といった声が寄せられている。Xで「追加公認」が一時トレンド入りもした。
倉田さんは、追加公認について取り上げた記事を引用し、「これひどい」と言及。「『自民じゃないから投票した』って人もいるのに」とコメントした。
なお、青木氏はXで、「決して意図して隠していたわけではありません」「追加公認については事前に、『当選したら公認される』など、そのような決め事があったことは一切ございません」と説明している。
今回の都議選では、小池百合子知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」が31議席で第1党を獲得。自民党は追加公認の3人を入れても21議席で、過去最低となった。