トランプ米大統領は21日、米軍がイラン国内の核施設を空爆したと発表した。トランプ氏の判断について、共和党内からはおおむね称賛する声が上がっている。
ジョンソン下院議長は、X(ツイッター)への投稿で「最高司令官(大統領)は、差し迫った危険が議会の行動に要する時間に勝っていると評価した」と指摘。トランプ氏の判断は議会の権限を定めた憲法1条を「十分に尊重した」と擁護した。
また、米メディアによると、上院外交委員長のリッシュ議員も声明で「米国は世界をより安全にすることができた」と評価した。その上で「正確で限定的な」空爆だとし、「長い戦争の始まりではない。イランに米軍が駐留することはない」と強調した。
一方、マッシー下院議員は、Xでトランプ氏の投稿を引用しながら「これは憲法に反する」と批判した。
AP通信は、関係者の話としてジョンソン氏と上院共和党トップのスーン院内総務は、空爆前に説明を受けていたと報じた。【ニューヨーク八田浩輔】