東日本大震災で児童74人が犠牲になった宮城県石巻市立大川小を巡り、10月に最高裁で事前防災の不備など市側の法的な責任を認める判決が確定したことを受け、亀山紘市長は1日、同市で遺族と面会し「未来ある尊い命が失われ、取り返しのつかない悲劇を引き起こした。申し訳ありませんでした」と謝罪した。
亀山氏が公式の話し合いの場で遺族と面会するのは平成26年3月以来。市教育委員会や学校はこれまで、法廷での審理を含め、責任の所在を明確にしてこなかった。
市教委が招待状を送付した児童74人の遺族のうち27人が参加した。ただ「形だけの謝罪はいらない」として参加しない遺族もいた。