6月20日、複数のコンプライアンス違反が発覚し、無期限の活動休止を発表したTOKIOの国分太一氏。国民的な人気を誇る長寿番組『ザ！鉄腕！DASH！！』（日本テレビ系）からの降板も発表されるなど、この問題は各所に甚大な影響を及ぼしている。彼の活動休止に至った詳細、そして過去からの疑惑について、様々な報道や関係者の声が上がっている。
報道されるコンプライアンス違反の詳細
今回の無期限活動休止の原因となったコンプライアンス違反について、詳細は「プライバシー保護のため」として公式には公表されていない。しかし、複数のメディアが報じるところによると、番組スタッフに対し卑猥な動画を送付したり写真の要求をしたりといったセクハラに該当する行為があったという疑惑が持たれている。加えて、これまでに常習的なパワハラ言動があったとする情報も出てきており、世間からの厳しい視線が注がれている状況だ。
番組現場での「裏の顔」疑惑
多くのレギュラー番組を抱えていた国分氏だが、現場で彼が見せていたとされる「裏の顔」について、映像関係者は本誌取材に対し具体的な証言をしている。特に、料理バラエティ番組『男子ごはん』では、国分氏のパワハラ行為が日常的に見受けられたという。トラブルが発生すると、「なんでこんなことができないんだ」と怒号を飛ばし、番組スタッフを叱責していたと明かされている。
こうした態度が、スタッフのみならず共演者である料理研究家・栗原心平氏にも向けられていたという指摘がある。『男子ごはん』は2008年に放送を開始し、当初タッグを組んでいた料理研究家のケンタロウ氏が事故で降板した後、栗原氏が後任として出演するようになった番組だ。
栗原氏がメインで料理を作り、国分氏が手伝いをしつつ、二人でゆるやかなトークを繰り広げるスタイルだが、以前から国分氏の横柄な態度に違和感を覚える視聴者の声が少なくなかったと報じられている。栗原氏も国分氏と親密な雰囲気ではなく、国分氏の問いかけに当たり障りなく返答する程度で、良好な関係性とは言い難い空気感だったという。
国分太一氏（左）と「男子ごはん」共演者の栗原心平氏（右）
視聴者のSNS投稿が示唆するもの
『男子ごはん』には熱心な視聴者が多く、今回の国分氏の活動休止発表を受け、SNS上では番組の今後を心配する声が多数上がっている。一方で、視聴者の中には、今回の不祥事よりも以前から国分氏のパワハラ体質を感じ取っていたという意見も少なくない。X（旧Twitter）には、同番組での「ハラスメントの瞬間」を目撃したとする投稿が複数寄せられている。
視聴者からは、「男子ごはんを見ていた人なら色々とお察しだったと思う」「栗原心平さんが専門家として見解を語るたびに嫌味を言ったり、『ペニンシュラのXO醬が美味かった』と豆知識として語ったら国分氏が『自慢？』と言った時は戦慄だった」「以前『男子ごはん』を観ていた時『今日は心平ちゃんにやけに強く当たる。妙に機嫌が悪い』と言っていた」「太一くんが心平ちゃんに『豚じゃん！！www』と言った時の顔と言い方で人間的にマジで無理ってなったから今回の件は何も意外に感じない」といった具体的なエピソードと共に、国分氏の言動に対する違和感が語られている。
『男子ごはん』以外でも、国分氏のパワハラ的な言動が多数報じられている現在、一部の視聴者にとっては今回の事態は「さもありなん」と感じられているようだ。
今回のコンプライアンス違反による活動休止は、国分氏のキャリアに大きな影響を与えているだけでなく、彼を取り巻く過去の言動にも改めて焦点が当てられるきっかけとなっている。報道や関係者、そして長年の視聴者からの声は、表向きのイメージとは異なる側面を示唆しており、問題の根深さを感じさせる。
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