歌舞伎の舞台で観客を魅了する荒事(あらごと)。しかし、舞台を離れた現実の世界で、凄絶な家庭内暴力(DV)疑惑が浮上しています。人間国宝の祖父、重要無形文化財の父を持つ歌舞伎界のサラブレッド、中村児太郎氏(31)が、妻・梢さん(仮名)に対し繰り返していたとされる暴力行為について、梢さんとその母親が告発しました。
この告発については、前編で詳細が明かされていますが、特に2021年11月には、些細な口論から児太郎氏が梢さんの髪を掴み、顔を地面に押し付けるなどの暴行に及び、警察官が駆け付ける事態となりました。帰宅後、梢さんが離婚の意思を告げると、児太郎氏は馬乗りになって顔を何度も殴ったとされています。その後、二度と暴力を振るわない、もし振るった場合は1000万円を支払うという誓約書まで交わされたにも関わらず、DVは止まなかったと梢さんは語っています。
歌舞伎役者・中村児太郎氏(右)と父・中村福助氏
中村児太郎氏本人の反応と所属事務所の見解
この深刻な事態について、中村児太郎氏本人に問い質したところ、最初は「結婚、していないですよ」「事務所を通して」と戸惑った様子で電話を切ったといいます。
改めて所属事務所に確認したところ、まず結婚の公表について、梢さんが歌舞伎界特有の奥様業を望まなかったため、二人で話し合い、一般には公表しないことになったと説明しました。
暴行疑惑については、事務所は「自宅に帰り警察の方にお世話になったことで口論になり、梢さんにけがを負わせてしまいました。心から反省しております」と、特定の傷害事件については認めて反省の意を示しました。
しかし、その後の行為、特に誓約書交わ以降の暴力については、「度重なる口論があり、梢さんより『警察に言うぞ』と言われたため、制止したことはございますが、暴力は絶対にしてません」と否定。暴力ではなく「制止」であったと主張しています。
歌舞伎役者・中村児太郎氏から凄絶なDVを受けたとされる妻・梢さんの負傷箇所の写真
まとめ
今回の報道は、歌舞伎界の重鎮を父に持つ中村児太郎氏に対する凄絶なDV疑惑を告発するものです。妻・梢さんは複数の暴力行為と誓約書破りを主張していますが、中村児太郎氏の所属事務所は、特定の傷害事件については反省を示しつつも、その後の暴力行為については否定し、「制止」であったと説明しています。両者の主張には大きな隔たりがあり、今後の動向が注目されます。
参照元:
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4e9052a1f08138e79e97c00d5f1aec426e60371