フジテレビの山本賢太アナウンサー(27)が、オンラインカジノで賭博をしたとして、警視庁保安課により賭博容疑で書類送検されました。入社5年目の期待のアナウンサーに降りかかったこの事態は、今後のアナウンサーとしての活動に絶望的な影響を与える可能性が高いと見られています。
書類送検の経緯と詳細
山本アナウンサーの容疑は、昨年5月から7月にかけて、国内からオンラインカジノサイトにアクセスし、バカラ賭博を行ったというものです。本人は容疑を認め、「法律違反になるか軽く考え、『大丈夫だろう』と思っていた」「道を歩いている時ですら賭けごとをしてしまい、依存していた」と供述しています。捜査関係者によると、昨年2月から7月までの間に約1250万円を入金し、収支は約400万円のマイナスだったとのことです。警視庁保安課は、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けています。
オンラインカジノ賭博容疑で書類送検され、落ち込んだ様子のフジテレビ山本賢太アナウンサー
フジテレビは今月11日、山本アナウンサーが過去にオンラインカジノを利用していたことを公表しました。これを受けて、担当していたバラエティー番組「ぽかぽか」などを5月28日の放送から欠席していました。
活動休止と今後の展望
「ヤマケン」の愛称で親しまれ、「エナジー!」という決めゼリフで期待されていた山本アナウンサーですが、局内関係者からは「この先、アナウンサーとして復帰するのは難しい」との厳しい見方が示されています。過去にもオンラインカジノを巡る書類送検事例はありますが、前出の関係者は「山本アナの場合、反省しているから復帰とはならない」と述べています。
フジテレビは、元タレント中居正広氏に関する女性トラブル問題などで批判を受けた経緯があり、コンプライアンスに対するより厳格な姿勢が求められています。そのため、書類送検されたアナウンサーがニュース番組で同様の事件を伝えることは、視聴者の理解を得られないとの意見が局内にあります。山本アナウンサーは「Live News イット!」の現場リポーターなど、ニュース番組の経験も豊富であり、自身の警察沙汰は致命的な影響を与えています。経験の浅いバラエティー番組への担当変更も現実的ではないと考えられています。
関係者の間では、「このままアナウンサーとしては開店休業状態となり、ほどなくして別の部署への異動が検討されるのではないか」との見方が有力です。退社してフリーアナウンサーへの転身も選択肢としてはありますが、別の局内関係者は、人気や実力、実績を積む途上だったことを理由に「フリーは厳しいだろう」と否定的な見解を示しています。歩きながら賭博を行うほどのオンラインカジノへの依存が明らかになったことで、まさに「指一本」でアナウンサー人生が大きく狂ってしまった形です。
今回の山本アナウンサーの書類送検は、オンラインカジノの危険性や依存性の問題を改めて浮き彫りにしました。公的な立場にある人間が法律に違反したことによる信用失墜は大きく、その代償としてアナウンサーとしてのキャリアが絶望的となる可能性が高い状況です。
参考資料
Source link: https://news.yahoo.co.jp/articles/f0279de28122d6a9e1f9affcc5afc354438f9961