国民的漫画「笑ゥせぇるすまん」が待望の実写ドラマ化され、主人公・喪黒福造役を人気お笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次さん(46)が演じることが正式に発表されました。6月20日の実写化発表以来、インターネット上では配役予想が活発に行われており、大きな注目を集めていました。今回、この注目の役を担うことが明らかになった秋山さんは、自身の喪黒役について「自分で言うのも何ですが、かなりの喪黒になっていると思います」とコメントし、その仕上がりに自信をのぞかせています。この新しい「笑ゥせぇるすまん」実写ドラマは全12話構成で、7月18日から3週にわたってPrime Videoで独占配信されることが決定しています。
キャスト発表と期待
テレビ東京は6月25日、実写ドラマ「笑ゥせぇるすまん」の主演が秋山竜次さんであることを正式に発表しました。バラエティー番組での圧倒的な存在感に加え、近年の大河ドラマ「光る君へ」での好演も記憶に新しい秋山さんが、どのように令和の喪黒福造を体現するのか、早くも期待が高まっています。秋山さんは主演決定に際し、「自分で言うのも何ですが、かなりの喪黒になっていると思います」と手応えを語っており、役への深いアプローチがうかがえます。
衝撃のビジュアルと予告
この発表に合わせて、喪黒福造おなじみの指差しポーズ「ドーン!」を徹底的に再現したメインビジュアルと、15秒のティザー予告動画が初公開されました。黒と紫を基調としたスーツに身を包んだ喪黒が、不気味な笑みを浮かべこちらを指さすビジュアルは、原作の不気味な雰囲気を色濃く再現しています。また、予告動画では、喪黒らしい独特な歩き方や印象的な「ホーッホッホッホッ」という笑い声が収められており、早くも視聴者に強烈なインパクトを与えています。秋山さんがどのように視聴者の“ココロのスキマ”を埋めてくれるのか、期待が高まります。
笑ゥせぇるすまん実写ドラマのメインビジュアル。ロバート秋山竜次演じる喪黒福造が黒いスーツと紫色のシャツ姿で不気味に笑いながら指をさしている。
原作「笑ゥせぇるすまん」の魅力
原作は、漫画家・藤子不二雄A氏による不朽の名作です。全身黒ずくめの謎のセールスマン・喪黒福造が、悩みや欲望を抱える現代人の心にある“ココロのスキマ”に入り込み、その願望を叶えていくというオムニバス形式の物語。アイコニックな喪黒のビジュアルや特徴的な「ホーッホッホッホッ」という笑い声のどこか悪魔的な魅力に加え、人の欲望を刺激しつつも、喪黒との約束や忠告を守らなかった人間に待つ悲劇的な結末を描くブラックユーモアあふれる展開が、老若男女問わず長年人気を集めてきました。
漫画家・藤子不二雄A氏のポートレート。眼鏡をかけ、白いシャツ姿で優しく微笑んでいる。
秋山竜次が語る喪黒福造像
秋山さんは喪黒福造役のオファーを受けた時の衝撃と喜びを語り、喪黒福造という役柄に合わせた自身の体型に言及。長年「喪黒は秋山さんが一番ハマる」と言っていたスタイリストの話も紹介しました。藤子不二雄A氏への敬意を示しつつ、見た目、口調、ディテールに徹底的にこだわって演じた結果、「かなりの喪黒になっている」「喪黒以外何者でもない瞬間が多々あった」と自信を述べます。撮影中は役が抜けず、日常生活でも特徴的な笑い方が出てしまうほどだった苦労も明かしました。また、脚本家や豪華ゲストに触れ、今作が現代風にアップデートされた部分や新しい話を含むことに言及。時代が変わっても愛される原作の普遍性、そして藤子不二雄A氏の先見性を称賛しました。一話完結でテンポよく見られる作品であるため、多くの人に見てほしいと呼びかけています。
漫画史に残る個性的なキャラクターである喪黒福造を、人気と実力を兼ね備える秋山竜次さんがどのように演じるのか、期待は高まるばかりです。実写ドラマ「笑ゥせぇるすまん」は、7月18日からPrime Videoにて独占配信開始です。この夏の注目作となることは間違いありません。