参院選の前哨戦となった東京都議選では1人60万円の供託金が没収されるラインも注目された。石丸伸二氏率いる地域政党「再生の道」を例にとると、立候補者42人のうち2人が供託金を没収されることになった。全体では約40万票まで積み上げたが、石丸氏が昨年の都知事選で得た160万票には及ばなかった。
【ひと目でわかる】都議選の結果 「再生の道」は42人全員が落選
都選挙管理委員会によると、都議選に立候補するには1人60万円を最寄りの法務局に出すことが必要だ。選挙戦でそれが没収されるかは一定の票数を得たかどうかで決まる。
有効投票総数を各選挙区の定数で割った数の10分の1を下回れば没収となり、東京都の一般財源として使われることになる。
「再生の道」は立候補した42人全員が落選した。このうち千代田区と武蔵野市の候補者1人ずつが規定の得票ラインをクリアできず、供託金を没収される見通しになった。