警視庁向島署(東京都墨田区)を中心に活躍する戦隊ヒーロー「犯罪・事故減らスンジャー」のプロモーションビデオ(PV)が11月、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開された。同署は減らスンジャーを通じて犯罪防止を呼び掛け、来年の東京五輪・パラリンピック開幕までに再生回数1万回を目指す。
PVは2分20秒。「防犯」と記したベルトを締めるコスチューム姿の署員5人が、署の屋上でポーズを決めてスタート。自転車の2人乗りやひったくり、痴漢に「ダメ」と突き付けるシーンが続き、詐欺事件を察知して出動する場面で終わる。
給湯室を現金自動預払機(ATM)に見立てるなど“ロケ地”は署内。署員が撮影、編集など全ての作業を手掛け、3カ月かけて作製した。今夏に完成したテーマソングをBGMに使った。
田浦善之署長は「老若男女に見てもらい、街の治安向上につながれば」と話している。