「国政に再挑戦する意志に変わりはございません」山尾志桜里氏が国民民主と“怒りの完全決別”《榛葉幹事長からの政策顧問就任打診は「お断り申し上げました」》


【写真】〈怒りの完全決別〉玉木氏から山尾氏へ送られた“お詫びメッセージ”とは

「山尾氏の出馬先として取り沙汰されているのは東京選挙区です。同選挙区はもともと改選定数が6ですが、非改選の欠員1を補充する補欠選挙の合併選挙となっており、今回は7人が当選できます。

 無党派層が多いことから、東京選挙区では知名度が高いことが有利に働き、過去には元キャスターの蓮舫氏や元俳優の山本太郎氏が同選挙区で当選しています。知名度だけを考えれば、今の山尾氏は候補者の中でトップかもしれません」

 この全国紙政治部記者は「山尾氏は国民民主の公認取消にかなり憤っている」とも語る。一度公認の内定を出しておきながら、ネット世論の反発を受けて一転して公認を取り消した党の“ガバナンス不全”に対してだけではないようだ。

玉木氏からは「ごめんね」メッセージ

 山尾氏は玉木氏のお詫びについて、17日に自身のXに〈対面でのお詫びを頂戴していないのは事実ですが、まだ日が浅く、選挙戦も抱える中で致し方ないことだったと思っています〉と書き込んでいるが、周囲には「党の謝罪とは受け止めていない」と不快感を示しているとされる。

 国民民主党関係者によると、「玉木氏は公認取り消しに伴い、山尾氏に党の政策アドバイザーに就くことを打診したが、山尾氏は固辞した」という。

 山尾氏に政策アドバイザー就任を打診されたか否かについて事実確認をしたところ、〈榛葉(賀津也)幹事長から、公認辞退と引き換えに党の政策顧問に就任してほしい旨の打診はありましたが、恐縮ながらお断り申し上げました〉と回答した。

「山尾氏はすでに作成したポスターやチラシ、事務所の開設費用などを国民民主党に請求していく構えで、山尾ショックの余波は収まる気配がありません。

 さらに、山尾ショックの影響は思わぬところにも波及しています。国民民主党と源流を同じくする立憲民主党は、参院選比例代表に昨年の東京都知事選で3位に終わった蓮舫氏擁立を正式決定しましたが、時間がかかったのには、多分に山尾氏が影響しています」(全国紙政治部記者)

 立憲民主党関係者は事情をこう説明する。



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