韓国の政府債務の対国内総生産(GDP)比が、2026年にも初めて50%を上回る見通しだ。25年に入り2度の補正予算が編成されたためで、今後も財政拡張が続けば財政状況の悪化は避けられない見通しだ。
韓国政府が24年8月に提出した「2024~28年国家財政運用計画」によると、政府債務の対GDP比は25年の48.1%から28年に50.6%に上昇し、28年に50%を突破すると推算されていた。
だが、50%を上回る時期は今年の第1次補正予算の編成で27年に、今回の追加補正予算の編成で26年に、さらに短縮する見通しだ。追加補正予算により政府債務は1,300兆6,000億ウォン(約139兆円)に増え、対GDP比は26年に50.3%に達すると予測される。