元ピスタチオ小澤慎一朗、芸人引退し児童福祉へ 妻・吉川莉早が明かす胸中

元お笑いコンビ「ピスタチオ」の小澤慎一朗さんが2022年に芸人を引退し、児童福祉の道へ進んだ決断について、妻である女優の吉川莉早さんが自身の胸中を明かしました。2児の母でもある吉川さんは、夫の突然のキャリアチェンジの相談を受けた際の複雑な思いや、金銭的な不安、そして夫を応援する気持ちについて語っています。

突然の引退相談と妻の決断

小澤さんが芸人引退の意向を妻に伝えたのは、第一子誕生から約半年後、2021年頃のことでした。新型コロナウイルスの影響による仕事減が背景にあり、将来への不安を感じていたようです。吉川さんは「芸人を辞めていいかな」という夫の言葉に、内心「もったいない」と感じた一方、もし引き留めれば夫が本音を言えなくなると考え、あえて「いいんじゃない、好きなことをやったらいいよ!」と応援の言葉をかけたといいます。

元芸人・小澤慎一朗氏の児童福祉への転身について語る妻・吉川莉早さん元芸人・小澤慎一朗氏の児童福祉への転身について語る妻・吉川莉早さん

子どもと関わる仕事への道

新たな道として小澤さんが選んだのは、主に発達障害のある子どもたちを支援する「放課後等デイサービス」での仕事です。これは芸人時代にアルバイトで始めていたもので、もともと子ども好きで関わる仕事に魅力を感じていたことが背景にあります。夫の同期芸人がSNSで児童指導員の募集を呼びかけていた投稿を見たことをきっかけに本格的に関わるようになり、「子どもたちがかわいい」「楽しい」と熱心に語る夫を見て、吉川さんもその熱意を感じていました。その後、アルバイトからさらに興味を深め、児童福祉の仕事に専念することを決意したとのことです。

キャリアチェンジに伴う不安と妻の支え

芸人から児童福祉という大きな方向転換にあたり、吉川さんに不安はなかったのでしょうか。彼女は、特に金銭的な面での不安があったことを正直に語ります。しかし、それ以上に夫を「頑張れ!」と応援したい気持ちが勝っていたとのこと。夫が引退を告げた際には、「へそくりの通帳があるから2年くらいならなんとかなる!」と、自身を奮い立たせるように言ったことを覚えているそうです。しかし、しばらく家計を管理するうちに、徐々に減っていく預金残高を見るのが辛くなり、結局は夫に家計管理を託した、というエピソードも明かしています。

このように、元お笑い芸人・小澤慎一朗さんの児童福祉へのキャリアチェンジは、妻・吉川莉早さんの複雑ながらも温かい理解とサポートによって支えられていました。公の場から姿を消し新たな道で奮闘する夫を、金銭的な不安も抱えつつ見守る吉川さんの姿は、多くの家庭におけるキャリアや家計に関する悩みに共感を呼ぶものと言えるでしょう。彼の新しい挑戦と、それを支える家族のあり方が注目されます。

Source link (Yahoo News / CHANTO WEBより)