後輩隊員を指導中に胸部を殴打し、1週間のけがを負わせたとして、陸上自衛隊第13旅団司令部(広島県海田町)は3日、第46普通科連隊の20代の男性陸士長を停職2日の懲戒処分にした。
同司令部によると、陸士長は1月30日、海田市駐屯地(海田町)で後輩隊員に体力の養成について指導中、返事が曖昧だったため立腹。胸部を1回殴り打撲を負わせた。
後輩隊員の家族から連絡があり、発覚。陸士長は「一時の感情とはいえ、申し訳ないことをした」と話しているという。
第46普通科連隊は「服務指導の在り方を再考し、暴力の根絶を図りたい」としている。