公共事業受注企業から借金 高浜町長、有利な条件で





福井県高浜町の野瀬豊町長=11月

 福井県高浜町の野瀬豊町長(59)は2日、町の事業を受注する県内のコンサルタント企業から金融機関より有利な金利で1500万円を借り入れていたと明らかにした。町の資産公開条例で借金を報告書に記載するよう義務付けているが怠っていたことも認めた。企業への便宜供与は否定した。町役場で報道各社の取材に答えた。

 野瀬氏によると、町長就任後の平成23年3月、「金利0・5%で、28年3月までに返済」との借り入れ契約をコンサルタント企業と結び、1500万円を現金で受け取った。自身が経営する会社の負債を返すためという。一方、地元銀行は取材に「負債の返済では金利3%前後が相場。0・5%は低い」としている。

 町などによると、同社は少なくとも26年以降、町から設計や測量などの業務を数十件受注している。



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