【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は3日、トランプ米大統領と電話会談した。ロシア側によると、トランプ氏がウクライナでの早期の戦闘終結を求めたのに対し、プーチン氏は紛争の原因を除去するという侵攻目的を放棄することはないと強調した。和平の条件としてウクライナのNATO加盟断念などを改めて求めた形となった。
ロシアのウシャコフ大統領補佐官によると、プーチン氏はウクライナと交渉を継続する用意があると説明。米国がウクライナへの武器供給を一時停止したことについては話し合わなかったという。
中東情勢も協議し、プーチン氏は外交を通じて解決することが重要だと指摘した。
電話は約1時間に及んだ。