高須クリニックの高須克弥院長(80)が8日までにX(旧ツイッター)を更新。合成麻薬フェンタニルが中国から名古屋を経由して米国に輸出された疑惑が一部で報じられたことについて言及した。
ジョージ・グラス駐日米大使は7日、公式Xを更新し、日本語と英語で「フェンタニルにより、毎日200人を超える米国人が命を落としている」と言及。「この危機的状況に対処するには、強い決意と協力体制が求められる。麻薬カルテルや腐敗した中国当局がこの不正かつ命にかかわる取引から利益を得ようと固執するのと同様に、われわれもその根絶に強い決意を持って臨まなければならない」と日米協力の必要性を唱え、「日本政府は先日、フェンタニルの前駆体化学物質に関する不審な取引を調査するよう地方当局に指示した。日本経由での積み替えを阻止する上で重要な一歩だ」とつづった。
愛知県在住の高須氏は、グラス氏の投稿を取り上げた記事を引用。「大問題だ。えらいことになってきた」と危機感を示すとともに、「現場の名古屋では報道されない。話題になってない。何でだ?なう」と疑問を投げかけた。
フェンタニルはヘロインより50倍、モルヒネより100倍も強力とされるオピオイド系の鎮痛剤。米国では過剰接種による死者が増加するなど深刻な社会問題を引き起こし、トランプ米大統領が2月に中国、カナダ、メキシコへの追加関税を課すと表明した際、同薬物の流入を理由にあげたことでも話題になった。