学歴詐称問題で辞職勧告決議が可決された静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)が7日夜、会見を開いた。田久保市長の代理人弁護士が同席し、「除籍の理由がよく分からない」と述べた。
代理人弁護士は「そもそも、除籍の理由がよくわからない。在籍証明書は見ているが、4年間通っていて、卒業する年の3月31日に除籍になっている。なんでそういうことになったか分からない」と説明。そして「ただ、目の前に卒業証書と4年間の在籍証明書があるという事実は間違いないわけなんです。私が保管している」とし、「今の時点で、どういうことなのかと聞かれても分からない。だから、捜査機関に委ねているということになっている。私の目から見て、今のところ、あれは偽物とは思っていない」と断言した。
5月の市長選で初当選した田久保氏は、4月の立候補表明後、報道機関から求められた経歴調査票に「東洋大学法学部経営法学科卒」と記載。当選後、市の広報紙「広報いとう」7月号に「東洋大学法学部卒業」と書かれている。だが、学歴詐称疑惑が浮上し、その後、除籍されていたことを田久保氏自身が明らかにした。
中日スポーツ