北朝鮮国営の朝鮮中央通信は21日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が20日に、ロシアのウクライナ侵攻に派遣されて帰国した軍部隊の指揮官らと面会したと伝えた。将官や兵士らに対して、初めての国家表彰授与式が行われるという。
金氏は面会で「世界で最も強い軍隊として地位と名声を定着させた。わが軍隊は今、必要なことを行っており、これからもそうだ」と激励した。韓国の国家情報院(国情院)によると、北朝鮮は2024年10月以降、ロシアを支援するため、約1万5000人の兵士を派遣した。
ロシアは6月に、北朝鮮が露西部クルスク州の地雷除去や復興支援のために工兵ら約6000人を追加で派遣すると発表。また、米CNNテレビは7月に、北朝鮮が今後数カ月以内に、2万5000~3万人の兵士を派遣する可能性があると伝えている。【ソウル日下部元美】