トランプ米大統領は10日、米NBCテレビの電話インタビューで、14日にロシアに関する「重大な声明」を発表すると語った。具体的な内容には言及しなかった。ウクライナ侵略を続けるロシアに対し「失望している」とも語った。
【ひと目でわかる】ロシアのウクライナ侵略をめぐる米露首脳 最近の主な発言は
トランプ氏はインタビューで、ウクライナが追加供与を求めている米国製の地対空誘導弾「パトリオット」を含む武器供与についても言及。トランプ氏によると、米国は北大西洋条約機構(NATO)との間で、米国がウクライナにパトリオットなどの武器を提供する代わりに、費用の全額をNATOが負担することで合意したという。
トランプ政権は1日、国防総省による対外軍事支援の見直しで、備蓄が逼迫(ひっぱく)する懸念があるとして、パトリオットを含むウクライナへの武器供与の一部停止を発表していた。(岡田美月)