女性セブンプラスが、旧ジャニーズ事務所元社長である藤島ジュリー景子氏の告白本について報じました。この本の中で、人気グループKing & Prince(キンプリ)の分裂、そして現Number_iの平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の脱退・退所に至る経緯がジュリー氏の視点から語られているとされています。
藤島ジュリー景子氏のポートレート。「告白本」発売が話題に。
告白本で語られる分裂劇の真相?
報道によると、告白本『ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間』(新潮社より7月18日発売)では、退所について話し合っていたのはNumber_iの3人のみで、King & Princeに残った永瀬廉と高橋海人はその事情を全く知らなかったと記されているといいます。藤島氏は3人の脱退が「寝耳に水」であり、「唖然とした表情で、状況をのみ込めずにいた」と述べていると伝えられています。これは、King & Princeのメンバー間で足並みが揃っていなかったかのような内容です。
ファンは激怒「ジュリーさんが解散に追いやった」
しかし、この内容に対し、King & Princeのファンからは強い反発の声が上がっています。ファンの多くは、グループの分裂はジュリー氏の意向によるものだと認識しており、「ジュリーさんが解散に追いやった」と考え、メンバー間の関係性に問題はなかったと考えているからです。SNS上では、「ファンに寄り添えないなら社長になるな」「何が告白本だよ。何度でも言えるし真実なんて隠して話すこともできるんだって!」「結局さー、ジュリーのプライドとかなんやかんやで対立してるように見えてたんだなー」といった、ジュリー氏への批判的な投稿が相次いでいます。
永瀬廉の過去の発言との矛盾
脱退に至る経緯については、2022年11月に永瀬廉が自身のラジオ番組「King & Prince 永瀬廉のRadio GARDEN」で語った内容と食い違う点があるとの指摘も出ています。当時、永瀬は3人から辞意を伝えられたことに「ショックやった」としつつも、「海外のことを含め、個々の考えが少しずつ違うと感じていた」「このグループをどうしても残したかった…みんながいるキンプリが好きやったから」と涙声でグループ継続への思いを語っていました。この永瀬の発言は、「残されたふたりは全く事情を知らなかった」とする告白本の報道内容と矛盾するように見えます。King & PrinceとNumber_i、それぞれのファンの間では、これまでも脱退の経緯を巡って度々対立が繰り返されてきました。各々別の道で活躍するようになり、ようやく収まりかけていたかに見えましたが、今回の藤島氏の発言は、再びこの対立を煽る可能性を秘めています。
現在の活動と告白本への疑問
King & Princeは先日7月10日、ふたり体制となって初のドームツアー東京ドーム公演を成功させ、5万5000人の「ティアラ」(ファンの総称)を熱狂させました。このように両グループがそれぞれの場所で懸命に活動を続ける中で、過去の分裂騒動が蒸し返されることは、ファンにとって好ましい状況ではありません。現在、ジュリー氏は事務所の経営から離れていますが、過去の出来事とはいえ、内情を詳細に明かすことの適切性については疑問の声も上がっています。ファンからは、「(告白本で)いまさら暴露するよりは、いつか両グループが共演できるような未来を夢見たほうが面白い」「責任ある立場として、事務所間の架け橋になるような行動も取れたのではないか」との意見も出ています。
結論
藤島ジュリー景子氏の告白本が発売されるまであとわずか。その詳細な内容が明らかになるにつれて、今回の報道はさらなる波紋を広げることになりそうです。