韓国の住宅街で先月発生したバスジャック事件は、その信じがたい動機で注目を集めている。男が無人のバスを奪い、警察との壮絶なカーチェイスを展開。逮捕後、彼は衝撃的な理由を語った。この事件は、日本の読者にとっても国際的な社会ニュースとして関心を呼んでいる。
事件発生、無人のバスが奪われる
事件は6月20日、韓国の住宅街で起きた。昼過ぎ、運転手は車庫で「食券をもらいに、一瞬だけ席を離れました」と話しており、その隙を突かれた形だ。運転手がバスを降りた直後、通りかかった男が誰もいないバスに乗り込んだ。そのまま運転席に座り、扉を閉め、アクセルを踏み込んでバスを発進させた。
異変に気づいた運転手たちは驚き、必死にバスを追いかけたが、止めることはできなかった。バスジャックの通報を受けた警察は緊急出動し、盗まれたバスを発見した。パトカーを横につけて停止を促したが、男はこれを無視して逃走を続行。警察とのカーチェイスに発展した瞬間だった。
緊迫の追跡劇、10km逃走の末に逮捕
その後、約10kmに渡る逃走劇が展開された。狭い道路に入り込んだところで、警察はパトカーでバスの行く手を遮り、バスを止めることに成功した。しかし、バスジャック犯はバスから降りようとせず、車内で抵抗を続けたため、警察官はバスの窓ガラスをたたき割り、車内へ突入した。そしてついに、犯人をバスの中から引きずり出して確保した。
韓国の住宅街で発生したバスジャック事件。警察官がバスの窓ガラスを割り、容疑者逮捕のために突入している緊迫した瞬間。
信じがたい犯行動機「運転してみたかった」
逮捕された男は、なぜバスを盗もうとしたのか。警察の調べに対し、彼は驚くほど身勝手な動機を語った。「鍵がささっているのが見えて、運転したくなった」と供述した上で、さらに「パトカーが追いかけて来て、まるで映画のワンシーンのようだった」と話したという。
男はその後、窃盗や無免許運転などの疑いで検察に送致された。一瞬の隙を狙った大胆な犯行と、そのあまりにも安易な動機が、韓国社会のみならず国際的にも異例な事件として報じられている。
まとめ
韓国で発生したバスジャック事件は、運転手が一時的に席を離れた隙に男がバスを奪い、警察との激しいカーチェイスの末に逮捕されるという劇的な展開を見せた。しかし、犯人の動機が「バスを運転してみたかった」というあまりにも自己中心的で危険なものであることが明らかになり、多くの人々に衝撃を与えている。この事件は、公共交通機関のセキュリティや、個人の行動がもたらす予測不能な危険性について改めて考えさせられる事例となった。
Tài liệu tham khảo
- 「イット!」 7月7日放送より (Source: “It!” broadcast on July 7th)
- オリジナル記事情報: news.yahoo.co.jp/articles/e1189b5aaa7d43f37a42ed9ed632039fe54f4e87