日産、米国でホンダに自動車供給検討 工場の稼働率向上


 日産は経営再建に向け、米国を含めて国内外にある工場の稼働率改善が課題になっている。主要市場である米国の工場で、ホンダ向け生産が実現すれば、収益力の向上につながりそうだ。

 トランプ米政権の一連の関税政策を巡る日米交渉は長期化が懸念されている。米国内生産を増やすことは、米国が輸入自動車に課した25%の追加関税の影響抑制も期待できる。

 関係者によると、日産が、米国で人気があるピックアップトラックを生産し、ホンダが自社ブランドで販売する方向で協議。ホンダは、日産から供給を受けられれば、米国でのラインアップを充実させることができる。両社は、他の車種やソフトウエア開発での連携も模索している。

 日産は11日、「ホンダとの協力によるプロジェクトに引き続き取り組んでいる」(広報)とのコメントを発表した。 



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