2025年参議院選挙の投票日が7月20日に迫り、夏の暑さに負けない熱い選挙戦が繰り広げられる中、7月12日には自民党の重鎮、菅義偉氏が自身の地元・横浜で応援演説に駆けつけました。しかし、その姿からは以前から懸念されていた体調の異変が改めて指摘され、SNS上でも心配の声が多数上がっています。
歴代最長官房長官、そして党副総裁として
2021年10月まで384日間にわたり内閣総理大臣を務め、現在は石破茂政権下で党副総裁に就いている菅義偉氏。第2次安倍晋三内閣では2012年12月から2020年9月まで、7年9か月以上という歴代最長の内閣官房長官を務めたことでも知られ、まさに自民党の要人です。
「菅さんは地元の横浜で、自民党の新人候補者の応援演説をしていました。この41歳の新人は神奈川県庁の職員を11年間務めていたようで、菅さんは彼を観光振興やコロナ対策を行ってきた『即戦力』だと強調し、投票を呼びかけました」（全国紙政治部記者）
参院選応援演説で硬直した表情を見せる自民党の菅義偉副総裁
続く体調不安と広がる懸念の声
しかし、今回の横浜での応援演説では、菅氏の体調に対する懸念が再び浮上しました。
「菅さんの様子がやはりどこか怪しく、動きがあまりにもスローで、演説後に周囲に手を振る姿もぎこちなく、体調は大丈夫なのかと心配になるほどでした」（前出・全国紙政治部記者）
菅氏の心もとない動きや、おぼつかない目線、体調そのものを不安視する声は以前からあがっています。2024年11月11日に総理大臣の指名選挙が行われた特別国会でも、岸田文雄氏と麻生太郎氏に挟まれて座っていた菅氏が、どこか一点を見つめ、胸の前で腕を組んだまま微動だにしない姿がテレビで映し出され、「まったく生気が感じられない」と報じられたこともありました。
今回の7月12日の応援演説の様子もSNSで拡散され、動画を見た人々からは次のようなコメントが多数寄せられています。
- 「立ってるだけでやっとのように見えるけど?」
- 「熱中症になるよ。家にいたほうがいいって」
- 「菅氏を利用し続ける自民党。頼むから休ませてやれよ」
- 「身体をねぎらってください!」
引退観測も浮上する中での奮闘
この日、菅氏は神奈川区に加え、横浜市南区と港南区でも街頭演説を行いました。今回の参院選で菅氏が街頭演説を行うのはこの日が初めてだったといいます。
「今回の参院選で自民党は、相当な苦戦を強いられています。地元で一肌脱いだのでしょう。そんな菅さんですが、次の衆院選には出馬せず、引退する意向もあるそうです」（テレビ局政治部記者）
かつて、長期にわたる任務と的確な受け答えで「最強の官房長官」とも言われた菅氏も現在76歳。政局の要人として多忙を極める中、くれぐれも身体に無理のないよう健康を保つことが求められます。
