北朝鮮 事前通知せずダム放流=韓国環境部


 環境部は同日正午ごろに撮影した衛星映像を分析した結果、黄江ダム下流の川幅が広くなったのを確認した。同部は1日1~2回、衛星映像で黄江ダムが放流されたかどうかを確認する。集中豪雨の際には確認回数を3回にまで増やす。

 北朝鮮が黄江ダムを放流すると、下流の韓国北部・京畿道漣川郡にある郡南ダムなどの水位に大きな影響が出る。2009年9月には北朝鮮が黄江ダムを事前通知なく放流し、漣川郡でキャンプ客らが死亡する事故が起きた。これを受け南北は翌10月、黄江ダム放流時には北朝鮮が韓国に事前通知することで合意した。北朝鮮は2010年に2回、2013年に1回事前通知したが、それ以降は韓国側の再三の要求にもかかわらず通知せずに放流を繰り返している。

 漣川郡にある必勝橋付近の水位は午後7時20分時点で0.70メートルとなり、3時間前(0.49メートル)より上昇した。

 環境部は「黄江ダム放流により臨津江の水位上昇が予想されるため、モニタリングを強化し、事故に備えている」と説明した。

Copyright YONHAPNEWS <転載、複製、AI学習禁止>



Source link