足立梨花夫妻が7月15日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に出演した際、夫であるボーカル&手話パフォーマーユニット「HANDSIGN」のTATSU氏の言動が、一部視聴者の間で「モラハラ気質」ではないかとの波紋を呼んでいる。特に、お金や結婚前後の態度の変化に関する夫婦のやり取りが注目を集め、ネット上では二人の関係性に心配の声が上がっている。
足立梨花と夫TATSUが『踊る!さんま御殿!!』に出演し、夫婦関係について語る様子。
「全て奢った」過去を強調するTATSU氏
2023年6月に足立梨花と結婚したTATSU氏は、江戸時代の思想家・二宮金次郎の末裔としても知られている。番組では、足立が現在の家計の出費について、家賃や光熱費、食材に至るまですべて「割り勘」にしていると明かした。彼女は「私自身、おごられるのはすごい気持ち悪いんです。自分も出したい」と、“対等な関係”を望むタイプであることを告白。明石家さんまから「昔から?」と問われると、「そうです」と答えた。
しかし、夫のTATSU氏がいきなりこれに反論。「いや、付き合ってたときは(僕が)出してました」と、交際時はすべて自分が奢っていたと主張。さらに彼はなぜか席から立ち上がり、「結婚する前はちゃんと出してました全部」と猛アピールしたという。芸能ジャーナリストは、この交際時のお金に関する発言が、一部でマウントと受け取られた可能性を指摘している。
結婚前後の看病の差が浮き彫りに
TATSU氏は、交際時のお金の支払いだけでなく、足立の“態度の差”についても言及した。それは、風邪を引いたときの看病をめぐる「結婚前と結婚後の違い」についてだった。
TATSU氏は、結婚前に風邪を引いた際は、足立がせき用・鼻水用・頭痛用の風邪薬を3種類、さらに経口補水液とおかゆ、そして置き手紙まで用意してくれたと回顧。ところが、「結婚したあと、風邪を引いたらテーブルの上に総合風邪薬が1つになったんですよ」と、結婚後に気遣いがなくなったと訴えた。この差について足立は「昔は私の家に来てたから、どこに何があるかわかんないだろうなと思ったから出してあげたんです。でも今は一緒に住んでるから知ってるよねってなる」と、もっともな理由を説明していた。
ネット上の反応と専門家の見解
過去を引き合いに出しながら足立にやたらと不満をぶつけるTATSU氏に対し、ネット上では厳しい声が寄せられている。《足立梨花の旦那モラハラ臭すごい》《昔おごった話を自分で言うのやばくない?》といった拒否反応が散見された。
芸能プロ関係者はTATSU氏について、「もともとクセの強いタイプで、最後は見事『踊る!ヒット賞』を獲得して番組を盛り上げていました。ただ、彼を初めて見た視聴者は、ちょっと違和感があったかもしれませんね」と分析。今回の発言については「結婚して2年、何も不満がないよりむしろ正直に語れる関係とも言えますが、『昔はこうだった、ああだった』は“モラハラサイン”として見られやすいので要注意ですね」と忠告している。
テレビでの夫婦のやり取りは、時に視聴者の解釈によって様々な波紋を呼ぶ。足立梨花夫妻の場合も、夫TATSU氏の個性的な言動が注目された形だ。芸能プロ関係者の指摘にもあるように、「昔はこうだった」という言葉は関係性において注意を要するサインと捉えられることもある。今後の二人の結婚生活が、より良いものとなることを期待したい。