人気CM「ビズリーチ」でその名を全国に知らしめ、ドラマ「陸王」(TBS系)、連続テレビ小説「舞いあがれ!」(NHK)、そしてW主演を務めた「どうか私より不幸でいてください」(日本テレビ系)など、数々の話題作で強い印象を残してきた実力派女優、吉谷彩子さん。昨年ご結婚されたばかりの彼女が、私生活の変化が女優としての姿勢にどのような影響をもたらしたのか、そして彼女の日常を彩る三つの大切な「キーワード」について語ってくれました。
結婚がもたらした心境の変化と女優業への影響
吉谷さんは、結婚後の心境について「すごく穏やかになった気がします」と笑顔で語ります。「以前は仕事に対して焦っている部分があったり、勝手に責任を背負いすぎて、毎回『これもこれもやらなきゃ。迷惑をかけたらどうしよう?』と、かなり考え込んでしまうことが多かったんです。」しかし、結婚してからは「リラックスして臨めるようになれました」と明かし、この変化が女優として役を演じる上でも「プラスに作用している」と確信している様子です。精神的な安定が、演技の深みにも繋がっていると実感していると言います。
女優 吉谷彩子が穏やかな笑顔を見せるポートレート
吉谷彩子の「素顔」を彩る三つの大切な要素
結婚を機にさらに輝きを増した吉谷さんが、ご自身の「素顔」を語る上で欠かせない、大切にしている三つの要素を教えてくれました。
集中力を高める「サウナ」と台本暗記術
「サウナは最高! 大好きです!」と目を輝かせる吉谷さん。驚くことに、彼女はサウナで台本を覚えていると言います。「銭湯や通常のサウナ施設では他のお客さんのご迷惑になるので、個室のサウナに台本をゴソッと持ち込んでセリフを覚えているんです。精神統一できると言いますか、スッと頭に入るんですよね。」そのルーティンは、まずお湯に浸かって身体を温め、サウナに7分入り、水風呂で体を冷やし、椅子で休憩しながらセリフを記憶する。これを2セット目以降はサウナ10分に伸ばし、合計4セット繰り返すという本格的なもの。難点は「台本が水分を含んでシュワシュワになっちゃうこと」と茶目っ気たっぷりに語りました。
至福の「ラーメン」ライフ:週5で楽しむこだわり
「ラーメンがとにかく大好きです!」と断言する吉谷さん。連続ドラマの撮影中は肌のために控えるそうですが、「毎日でも、1日何度でも食べたいくらい」と並々ならぬ情熱を見せます。サウナ後には塩分補給として「サ飯」で楽しむのはもちろん、普段から「週5くらいでラーメン屋さんに行っているかな」とのこと。特にお気に入りなのは「家系ラーメン」。基本は一人で訪れ、店の回転率を考慮し、写真を撮ったら黙々と食べ進め、後半にニンニクで味変を楽しみ、スープを飲み干したらすぐに店を出る、というのが吉谷流のラーメンの楽しみ方です。
心の拠り所「愛犬」との穏やかな日常
吉谷さんと暮らすのは、ポメラニアンの男の子「こんた」と、ミニチュアシュナウザーの女の子「こいも」。「この子たちが、私の癒し、ストレス発散です!」と語る吉谷さんは、愛犬たちの頭の匂いを嗅いだり、洋服についた毛を見るだけで「愛おしい~」と感じるほど。かけがえのない安らぎの存在です。以前は「ほとんど家から出なくて、ラーメンとサウナくらいしか外出していなかった」という彼女ですが、愛犬たちとの散歩をきっかけに「行動的になりました。ご近所の方とお話をしたり、社交性も身に付きましたね。」愛犬の散歩に行ってサウナへ、その後「サ飯」でラーメン、食べ過ぎたらまた散歩に。この「繰り返しだけで十分、幸せ」と、満ち足りた日常を語ってくれました。
【プロフィール】
吉谷彩子(よしたに・あやこ):1991年9月26日生まれ、千葉県出身。4歳で子役デビュー。2016年の「ビズリーチ」CMでブレイク。ドラマ「陸王」(TBS系)、主演「ハルとアオのお弁当箱」(BSテレ東)、連続テレビ小説「舞いあがれ!」(NHK)、「恋する警護24時」(テレビ朝日系)、W主演「どうか私より不幸でいてください」(日本テレビ系)など出演作多数。現在、ドラマ「能面検事」(テレビ東京系)では、上川隆也演じる検事の元で働く新人事務官・惣領美晴役を好演中。
吉谷彩子さんの今回のインタビューは、女優としての成長だけでなく、結婚によって得た心のゆとりが、彼女の日常生活をいかに豊かにしているかを教えてくれました。「サウナ」「ラーメン」「愛犬」という三つのキーワードは、彼女の多忙な日々を支える大切な要素であり、私たちに彼女の人間味あふれる魅力的な素顔を垣間見せてくれます。今後も、私生活での充実をバネに、女優としてさらなる飛躍を遂げる吉谷彩子さんの活躍に注目です。
参考文献
https://news.yahoo.co.jp/articles/306c7074d1cb40099f18cdb2e9b63afe42ab0e80