橋下徹氏と北村晴男氏、『旬感LIVE』で激論!不仲説の真偽は?

元大阪府知事・大阪市長で弁護士の橋下徹氏が、20日投開票の参議院選挙後初めてのテレビ出演として、関西テレビの情報番組『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に登場しました。この日、比例代表で当選を果たした日本保守党の北村晴男氏がリモート出演し、かつて日本テレビ系『行列のできる法律相談所』で共演し「不仲説」が囁かれた二人が、生放送で白熱した議論を繰り広げました。

参院選後、因縁の二人がテレビ共演

番組冒頭、橋下氏は個人別得票数で約97万票を獲得した北村氏に対し、「これはすごい票数だと思いますよ」と敬意を表し、「北村さん、お疲れさまでした」と労いの言葉をかけました。北村氏も「ありがとうございました」と応じ、選挙の難しさについて「結果がよく見えない」「どこまで積み上がっているか、さっぱり分からない」と率直な感想を述べ、序盤は穏やかなムードで会話が進みました。

しかし、橋下氏が「だから現実で政治をやっていくと、コメンテーターでいろいろ言ってることとは違う世界があって、現実をやってかなきゃいけない中で、北村さんも僕に対して悪口ばっかり言ってましたけど、その現実はちょっと知ってもらえましたからね」と切り出すと、雲行きが怪しくなります。北村氏はこれに対し「それは全然違いますね、意味が。選挙は初めてで大変難しかったけれども。自分の考えたこと、それはそのままぶつけていくと考えてます」と即座に反論。元日テレのMC・青木源太アナウンサーが「北村さんは橋下弁護士に対する見方は変わらないですか?」と尋ねると、北村氏は「全く変わってないです」と断言しました。

政治の現実と「誹謗中傷」を巡る白熱の議論

議論はさらにヒートアップし、橋下氏が「日本保守党、北村さんと百田(尚樹)さんとか有本(香)さんとか誹謗(ひぼう)中傷がすごいんですよ。僕に対しても」と、自身に向けられた中国企業との関係に関する誹謗中傷があったと指摘しました。橋下氏は、これが裁判で「ない」と確定したことに触れ、「税金で飯食う政治家になるんだから、裁判で確定したら謝罪はちゃんとしないといけないです」と主張。北村氏がその間も話し続ける状況に、青木アナは「お互いがしゃべるという『行列』みたいなことになってますけど」と、ハイヒールのリンゴは「何言ってるか分からん」と困惑する様子を見せました。

関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』で参議院選挙後、激論を交わす橋下徹氏(左)と日本保守党の北村晴男氏(右)関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』で参議院選挙後、激論を交わす橋下徹氏(左)と日本保守党の北村晴男氏(右)

外国人政策から与党批判まで、止まらぬ応酬

外国人政策について北村氏が持論を述べると、橋下氏は「僕は考え方は全然違うんで、まあ頑張ってはもらいたいんですけど、まあ2議席じゃあ、何もできないと思いますけどね」と指摘。これに対し北村氏は「それは間違ってるんですね。今の時代のこと、全く分かってない。橋下さんは」と強く反論し、橋下氏も「まあ国会行ったら分かりますよ、その厳しさが」と応酬し、一時CMに入りました。

CM明けも議論は続き、橋下氏は「国会議員で良くないのは、自分の能力だけが絶対的に上だと思うのはやめた方がいいと思う。どの国会議員もよく勉強してる、能力の高い人も多いんでね」と釘を刺すような発言。一方の北村氏は「多い少ないは別として、少なくとも与党は国民のことを考えてこなかったことは間違いないんで。だからこそこれだけ大敗した」と、与党への批判を展開しました。

「本当に仲が悪い」北村氏の衝撃告白で幕

一連の激論の後、ハイヒールのリンゴが「北村先生、ホンマに仲悪いの?」とストレートな質問を投げかけると、北村氏は間髪入れずに「橋下さんに聞いてもらえば分かりますけど、マジで仲悪いです」と断言し、スタジオの笑いを誘いました。これに対し、リンゴは「アタタタタ」と戸惑いつつも、青木アナは「それを顔出しでテレビで言えるんだから、僕いいと思います」とフォロー。最後に北村氏は「橋下さん、また教えてください。ありがとうございました」と早口で述べ、笑顔を見せる橋下氏とリモート画面での「バトル」は終了しました。

今回の生放送での共演は、両者の間にある長年の「不仲説」を裏付ける形となり、視聴者に大きなインパクトを与えました。参院選後の政治の行方と、両者の今後の動向が注目されます。


参照元:ENCOUNT