天皇皇后両陛下モンゴルご訪問:河野太郎首席随員の「ルール無視」行動が波紋

7月6日から13日までモンゴルを訪問された天皇皇后両陛下は、数々の公式行事に精力的にご参加されました。特に皇后雅子さまにとっては、18年前の2007年に皇太子妃として訪問を断念されて以来のご訪問であり、すべての公式行事に参加されたことへの万感の思いがあったことでしょう。しかし、この歴史的なご訪問の陰で、両陛下の首席随員を務めた河野太郎衆議院議員の行動が、複数の関係者から疑問の声を集めています。

天皇皇后両陛下モンゴルご訪問:河野太郎首席随員の「ルール無視」行動が波紋

両陛下の写真に「写り込み」が目立った河野太郎氏

モンゴルでの両陛下の動静を報じるテレビや新聞の報道において、河野氏の姿が頻繁に映り込んでいることが、関係者の間で話題となりました。宮内庁関係者は、「両陛下やカメラマンの立ち位置はあらかじめ決まっています。意図的にカメラを意識して写り込む場所に立っているのではないかという憶測も流れました。首席随員とはいえ、主役はあくまで両陛下であるはずです」と述べ、その行動に疑問を呈しています。河野氏自身も自身のSNSに「タローをさがせ。」と投稿し、宮内庁のインスタグラムの写真を引用するなど、自らの“映り込み”を意識している節が見受けられました。過去には今年の春の園遊会でも、愛子さまや佳子さまのお立ちになった場所に“出現”し、「一般の招待客の様子が撮りたいのに」「国会議員がそこに立つのは不適切ではないか」という声が漏れていたと皇室記者は伝えています。

SNS投稿と危機管理への懸念、そして記者団とのトラブル

デジタル大臣の経験もある河野氏は、モンゴル滞在中も頻繁にSNSを更新しました。しかし、この行為も新たな波紋を呼びました。政府専用機内の様子を投稿した際には、「危機管理上問題はないのか」という懸念の声が上がりました。また、同行していた記者団の写真を無断で撮影し投稿したことについても、現場の記者から困惑の声が上がり、不満や疑問が河野氏側のスタッフの耳に入った結果、該当の投稿は後に削除されました。

雅子さまへの「フラッシュ撮影禁止」を破る行為

最も批判を集めたのは、皇后雅子さまに対する河野氏の行為です。今回のモンゴル訪問に限らず、公務の際に雅子さまを「フラッシュ撮影しない」ことは、皇室担当記者やカメラマンの間で確立された常識となっています。宮内庁が作成する取材要項にも、フラッシュ禁止の旨が明確に記されています。ある宮内庁関係者は、「両陛下がモンゴルの伝統的な羊の骨を使った競技『シャガイ』をご覧になった際のことです。河野氏は、煌々とスマートフォンのフラッシュライトを焚いて撮影していました。一般の参列者ならまだしも、首席随員という立場にある河野氏がこのような『ルール無視』の行動に出たことに、関係者一同呆れかえっていました」と憤りを隠しませんでした。

終わりに

先の参議院選挙での自民党の大敗を受け、選対委員長代理の辞表を提出した河野氏は、「職責をまっとうしたとは言い難い」と理由を述べました。今回のモンゴル訪問における首席随員としての職責について、その行動が適切であったのかどうか、改めて問い直されることになるでしょう。

参照元

  • news-postseven.com
  • news.yahoo.co.jp