高市首相、高支持率ゆえの「コメント炎上」識者への批判集中とその背景

ジャーナリストの浜田敬子氏(59)が、情報番組での発言を巡り、SNS上で厳しい批判にさらされている。その発言は、トランプ米大統領が高市早苗首相(64)を「この女性は勝者だ」と紹介した際の高市首相の振る舞いについて言及したものだ。この「プチ炎上」は単なる一過性の出来事ではなく、高市内閣に対する国民の高い期待値と、それに伴う「高市サゲ」(高市氏への批判)への拒否反応が背景にあると見られている。

ジャーナリスト浜田敬子氏への集中砲火

物議を醸したのは、10月29日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)での浜田氏の発言だ。番組では、トランプ大統領と高市首相が横須賀基地を訪問した際の様子が伝えられた。大統領に紹介された高市首相がガッツポーズで応じたことに対し、浜田氏は「女性初の首相でもあるので、どう見えるか、国民の目も意識された方がいいのかなと思ったのは、はしゃぎすぎた場面とか。個人的にはもうちょっと堂々として欲しかったというのはある」とコメントした。

この発言に対し、SNSのX上では「粗探しばかりやな」「どうしてもケチつけたいんかいっ」「こいつらは日本をダメにすることしか考えてないんだろうな」といった手厳しい指摘が相次いだ。スポーツ紙記者は「浜田さんのコメントはそこまで極端な意見ではなかったのにプチ炎上……。今、“高市サゲ”のコメンテーターは燃えやすいんですよ」と語る。

横須賀基地でトランプ大統領と対面し、ガッツポーズをする高市早苗首相横須賀基地でトランプ大統領と対面し、ガッツポーズをする高市早苗首相

政治評論家・田﨑史郎氏も「高市サゲ」で炎上

同様の「高市サゲ」で炎上しているのが、政治評論家の田﨑史郎氏(75)だ。田﨑氏は総裁選の頃から高市氏への懸念を各局のワイドショーで繰り返し表明しており、出演するたびにSNSが騒がしくなるという。

直近では、10月28日放送の『ひるおび』(TBS系)での発言が注目された。トランプ大統領と高市首相の会談を取り上げた際、番組MCの恵俊彰(60)が「トランプさんは支持率、強い政権が好きだと。ディールをかわすために大切だと」とコメント。これに対し田﨑氏は、「たぶんそうだと思います。高い支持率は評価されているし」と前置きしつつ、「偉大な総理になるというのは確か石破さんの時にも同じように言ってます。(いつも日本の首相を)持ち上げる」と続けた。この田﨑氏流の皮肉めいたコメントに対し、ネットニュースのコメント欄には「無理やり批判している」「引退したほうがいい」などといった厳しい声が並んだ。

異常な高支持率と「初の女性首相」への期待が背景に

なぜこれほどまでに「高市サゲ」コメントが炎上しやすいのか。全国紙政治部記者はその背景について、「日本経済新聞社とテレビ東京が実施した世論調査では、高市内閣の支持率は74%と高水準で、国民の期待値が異常に高い」と指摘する。さらに、憲政史上初の女性総理大臣という高い注目度も相まって、批判的な意見に対する拒否反応が強く出ている状況だ。

加えて、立憲民主党のヤジ騒動に見られるような野党の不甲斐なさも、「高市アゲ」(高市氏を支持する)ムードを後押ししている。国民の期待はこれ以上ないほど高まっており、現在の高市内閣はまさに「実績」が問われる局面を迎えていると言えるだろう。

高市首相に対する批判的なコメントが炎上しやすい現状は、国民の強い期待と政治への関心の高さを反映している。この高支持率を背景に、高市内閣が今後どのような「実績」を積み上げていくのか、国内外から注目が集まっている。


引用元:

  • Yahoo!ニュース
  • 週刊女性PRIME (jisin.jp)