現在、全国14道県を巡る「YOASOBI HALL TOUR 2025 WANDARA」の真っただ中にあるYOASOBI。8月19日から22日にかけて静岡市清水文化会館マリナートでライブを開催した際、ボーカルikuraのルックスに大きな変化が見られ、ファンの間で注目を集めています。相棒であるコンポーザーAyaseのタトゥーも話題となり、二人の「パリピ化」とも称されるビジュアルの変化が、彼らの活動の背景にある「世界展開」という明確な目標とどのように関連しているのか、その深層を探ります。
激変するikuraのビジュアル:金髪ギャルとファンの戸惑い
YOASOBIのボーカルikuraこと幾田りらさんは、これまで黒髪で清楚なイメージが定着していました。しかし、今回のツアー中にテレビ静岡の番組で単独インタビューを受けた際、そのルックスが大きく変貌していることが確認されました。髪色は明るくなり、ほぼ金髪に近い状態に。ツアーグッズの緑のヘアクリップを斜めに留め、以前とは異なるギャル風のスタイルへと激変しています。また、顔がふっくらしているという指摘も一部で見られました。一方、Ayaseさんも両腕にびっしりと施されたタトゥーをTシャツから覗かせ、ファンの間で話題となっています。このような二人の変化に対し、夏らしくて似合っていると肯定的な意見も多いものの、SNSのX(旧Twitter)では戸惑いの声も上がっています。
YOASOBIボーカルikuraのインディーズ時代の黒髪姿。現在の金髪ギャル化とは異なる清楚な印象。
Xでは「ikuraちゃんって純情だった女の子がヤンキーの彼氏と付き合い始めてどんどんギャル化していくのを見てる錯覚に陥る」「僕の知らないYOASOBIのikuraちゃんすぎる」「ikuraちゃんギャルや」といったコメントが投稿され、その変化に驚きと戸惑いを隠せないファンも少なくありません。
変化こそYOASOBIらしさ?肯定的なファンの声と挑戦の姿勢
ikuraのルックス変化に対し、ファンの中には肯定的に捉える意見も多く見られます。特に「ayaseさんのタトゥー入れすぎ問題やikuraちゃんがギャルになりすぎてもう昔のYOASOBIではなくて悲しいという意見があるけど、個人的には世界の第一線で活躍するセンスを持ち合わせたお2人なのでそのまま大衆に迎合せず我が道を突き進んだらいいと思う派です」という声に代表されるように、変化こそがYOASOBIの本質であり、既存の枠にとらわれず、常に新たな挑戦を続ける彼らの姿勢を支持するファンも存在します。彼らがアーティストとして常に進化し続けることを期待する声は、現在のポジティブなライブ評価にも繋がっています。
ビジュアル変化の背景にある「世界展開」戦略
音楽ライターは、YOASOBIのビジュアル変化の背景には、彼らが「日本のJ-POPを世界に届ける」という「海外志向」を強く持っていることがあると指摘しています。全国ツアーを行う一方で、2024年にはアメリカでのツアーを実施し、今年もロサンゼルスのイベントに参加するなど、積極的に海外での活動を展開しています。こうした攻めの姿勢が、ビジュアル面での変化にも表れていると分析されています。既存の日本のファン層を相手にするだけならば、このような急激な変化はファンを減少させるリスクを伴う可能性も考えられます。しかし、彼らは現状維持に甘んじることなく、常に新しい挑戦を続けたいという強い意思を持っていると見られています。
結論
ボーカルikuraの金髪ギャル化やAyaseのタトゥーに見られるYOASOBIのビジュアルの変化は、単なるトレンド追従ではなく、彼らの持つ「世界展開」という明確な目標と、常に挑戦し続けるアーティストとしての進化の表れと言えるでしょう。ファンの中には戸惑いの声もありますが、変化を前向きに捉え、彼らのクリエイティブな挑戦を支持する声もまた大きいものです。変化を恐れず進化を続けるYOASOBIは、今後もさらなるヒット曲を量産し、世界中のリスナーを魅了していくことが期待されます。