静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)が28日、X(旧ツイッター)を更新。自身をめぐるクレーム窓口を開設したと発表した。
「お問い合わせ・苦情対応について」と前置きした上で「先日、市役所職員の苦情対応への要望を受けましたので、私のほうでも応対の為のメアドと電話番号を用意しました」と書き出した。
そして「市役所では私の経歴に関する個人的な情報や方針などが扱えませんので、私に関するご意見・お問い合わせはこちら↓のメールフォームよりお願いしたいと思います。いただいたメールにはすべて目を通して参ります」とつづり、「田久保まきご意見お問い合わせメールフォーム」のURLを公開した。
メールフォームには「名前」「住まい、伊東市内・伊東市外」「内容」の欄があり、田久保まき後援会の制作となっていた。
田久保氏は28日の定例記者会見で、自身の進退について「31日に改めて会見を開く。弁護士とも相談し、整理したものを説明できるようにする」と述べた。田久保氏は18日に記者団の取材に対し、月内に辞職する考えを明らかにしていた。
自身の学歴問題に関する市議会調査特別委員会(百条委員会)への証人尋問への出席を拒否したことに関しては、出席が必要な理由に対する百条委側の説明が不十分との認識を示した。
5月29日に就任した田久保氏は、市の広報誌などで東洋大卒と自身のプロフィルを紹介したが、実際には大学を除籍となっていた。
市議会は7月7日、市長に対する辞職勧告決議を全会一致で可決。広報誌で紹介した経緯などを調べるため百条委を設置し、職員への証人尋問を実施した。