2025年11月1日にスタートした動画配信サービス「DOWNTOWN+」(ダウンタウンプラス)が、わずか20日で会員数50万人を突破したと、11月13日にスポーツ報知が報じました。この驚異的なスタートは、吉本興業が運営するこの新サービスが、いかに世間の注目を集めているかを明確に示しています。ダウンタウンの松本人志氏(62)と浜田雅功氏(62)による多様なコンテンツが、日本のエンターテインメント業界に新たな波を巻き起こしています。
「DOWNTOWN+」の驚異的な会員増加とコンテンツ概要
「DOWNTOWN+」は、サービス開始からわずか3週間足らずで50万人以上の会員を獲得し、その好調ぶりを際立たせています。2025年11月17日現在、このプラットフォームでは松本人志氏による新作オリジナルコンテンツをはじめ、彼が監督した映画作品、コント作品『VISUALBUM』が配信されています。さらに、松本氏が出演した人気テレビ番組『探偵ナイトスクープ』(朝日放送)や、ダウンタウンとして出演した『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)のトーク傑作選など、ファン垂涎のアーカイブコンテンツも充実しています。これらの独占コンテンツが、短期間での会員急増の大きな要因と見られます。
ダウンタウンの松本人志氏
料金プランと公式プラットフォームの優位性
「DOWNTOWN+」の料金プランは、公式プラットフォームでの登録の場合、月額1100円、年額1万1000円で提供されています。一方で、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、ABEMAといった提携プラットフォームでは、月額770円というやや安価なパックが利用可能です。しかし、制作会社関係者によると、これらの提携サービスでは「DOWNTOWN+」の全コンテンツを楽しめるわけではないとのことです。特に、月1回のペースで予定されている松本人志氏の生配信は、公式プラットフォームからの契約者のみが視聴できる特典であり、この点が公式登録の大きな魅力となっています。
試算される巨額の売上と資金調達の背景
会員数50万人突破のニュースを受けて、もし公式プラットフォームで30万人、その他で20万人の会員がそれぞれ月額プランに加入していると仮定した場合、1か月あたりの売上は単純計算で約4億8400万円に達すると推測されます。U-NEXTやAmazonプライムビデオ、ABEMAへの手数料を2割と仮定しても、実質的な月間売上は4億円前後となる見込みです。
吉本興業は、この新たな配信サービスの立ち上げに際し、資金調達のためのファンドを設立。公式サイトによれば、国内外の企業から数十億円規模の出資を受けており、この潤沢な資金がサービスの運営とコンテンツ制作を支えています。松本人志氏自身も、サービス開始初日の生配信で「潤沢な資金がある」と自信をのぞかせており、ファンドによる資金調達が順調に進んでいることを示唆しています。
「DOWNTOWN+」の初期の成功は、松本人志氏と浜田雅功氏というカリスマ的存在の求心力と、吉本興業の戦略的な資金調達が巧みに融合した結果と言えるでしょう。今後も、その会員数の伸びとコンテンツの拡充に注目が集まります。





