【AFP=時事】ロシア国営テレビは30日、カムチャツカ半島沖で発生した地震による津波が沿岸の町を襲い、建物やがれきが海に流される様子を放送した。地元市長は、一部地域で津波の高さが4メートルに達したと明らかにした。
ロシア極東沖では30日午前、マグニチュード(M)8.8の大地震が発生し、太平洋沿岸の各国で津波警報が発令された。
千島列島(クリル諸島)のパラムシル島にある人口約2000人の港町セベロクリリスクでは、津波が港湾地域を襲い、地元の漁業工場が水没したと当局が発表した。
アレクサンドル・オフシャニコフ市長によると、津波は一部地域で高さ4メートルに達し、海岸線から約400メートル内陸にまで到達したという。【翻訳編集】 AFPBB News