韓国で「二重の裏切り」:元妻が30年来の親友と再婚、経済支援の末に起きた衝撃の真実

韓国で、長年にわたり家族を経済的に支えてきた男性が、離婚した元妻が自身の30年来の親友と再婚するという衝撃的な事実を知るエピソードが報じられ、波紋を呼んでいます。JTBC「事件班長」で紹介されたこの男性の事例は、信頼関係の崩壊と人間の複雑な心理を浮き彫りにしています。多額の経済的支援の末に訪れたのは、元妻と親友からのまさかの「二重の裏切り」でした。

長年の経済支援と家庭内の葛藤

この男性は、大学時代に両親を亡くし、妹と支え合いながら生きてきました。専業主婦だった妹は夫の不倫が原因で離婚し、3人の子供を一人で育てるという苦境に立たされていました。男性は、姪の学費を支援したいと妻に相談しましたが、妻からは「なぜ私たちが面倒を見なければならないのか」と冷たく突き放されました。

夫婦間の溝が深まる中、仲裁に入ったのは、男性が30年来の親友と呼ぶ人物でした。男性は親友に、「20年間で妻の両親に2億ウォン(約2200万円)もの大金を支援してきた」と窮状を訴えました。しかし、妻は「あなたは両親が早く亡くなったから私の気持ちはわからない」と述べ、親友も妻の肩を持ち、「奥さんの気持ちも理解しろ」と男性を諭したのです。

誤解された浮気疑惑と離婚への経緯

そんな折、男性は高校の同窓会で初恋の女性と再会し、意気投合します。ホテルで過ちを犯しそうになりましたが、寸前のところで思いとどまり、関係を持つことはありませんでした。この出来事を親友に打ち明けた際、親友は「墓場まで持っていけ」と忠告しました。

ところが、後日、妻から突然「あなたが浮気したのは知っている」と告げられます。男性は「関係は持っていない」と懸命に弁解しましたが、妻は納得せず、離婚を強く要求。最終的に男性がマンションを譲るという条件で離婚に応じることになりました。

韓国人男性が元妻と親友による裏切りに苦悩する様子韓国人男性が元妻と親友による裏切りに苦悩する様子

衝撃の再婚と裏切りの発覚

離婚から1年後、男性は元妻の再婚を知り、その相手がまさかあの30年来の親友だと知って大きな衝撃を受けます。怒りを抑えきれず直接問いただすと、元妻は「私が誰と再婚しようが関係ないでしょ」と言い放ち、親友も「慰めているうちにそうなっただけだ」と弁明するのみでした。

専門家による心理学的分析と助言

この事態に対し、心理学者のパク・サンヒ教授は、「親友はずるくて二面性のある人間に見える」と指摘し、「未練を断ち切るべきだ」と男性に助言しました。長年にわたる家族への経済的支援、夫婦間の亀裂、そして親友による予期せぬ裏切りという一連の出来事は、男性に深い精神的苦痛を与えています。このケースは、人間関係における信頼の脆さと、予期せぬ形で裏切られた際の心の傷の深さを物語っています。

KOREA WAVE/AFPBB News