性的暴行の女性、出廷途中に火を付けられ死亡 インドで抗議活動拡大

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7日、インド北部ウッタルプラデシュ州で、死亡した女性への性的暴行事件の捜査を求める容疑者の親族ら(ロイター)

7日、インド北部ウッタルプラデシュ州で、死亡した女性への性的暴行事件の捜査を求める容疑者の親族ら(ロイター)

 【シンガポール=森浩】インド北部ウッタルプラデシュ州で、自身が受けた性的暴行事件の証言のため裁判所に向かっていた女性が火を付けられて死亡する事件が発生し、全国的な抗議デモに発展している。インドで深刻化する女性への性的暴行だが、厳罰化が犯罪抑止に結びつかない状況だ。

 事件があったのは5日。ロイター通信によると、女性(23)は裁判所での証言のため駅に向かっていたところ、5人の男に灯油をかけられ、火をつけられた。病院に運ばれたものの、「体の95%にやけど」(診察した医師)を負って、6日に死亡した。

 5人は警察に逮捕され、うち2人はこの女性に性的暴行を加えた疑いのある人物だった。法廷での発言を妨害する意図があったもようだ。

 インドでは11月27日にも南部ハイデラバードで、獣医師の女性(27)が4人にレイプされた後に殺され、遺体に火を付けられる事件が発生。女性が標的となった事件が相次いだことを受け、首都ニューデリーなどで7~8日、加害者に厳重な処罰などを求めるデモが行われた。

 インドでは12年12月にバスに乗っていた女子学生が集団レイプされた後に殺害された事件が起き、女性の権利保護を求めるデモが全国に拡大。レイプ犯罪に最高で死刑が科されるまで罰則も強化された。だが、17年には全国で約3万2千件のレイプ事件が発生するなど、女性を標的にした事件は依然収まっていない。

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