FNNプライムオンライン
アメリカのトランプ大統領は4日、ウクライナ侵攻を支援しているとしてロシア産原油を購入し続けるインドに対し大幅な関税の引き上げを警告しました。
トランプ氏は自身のSNSに「インドはロシアから大量の原油を購入しているだけでなくその多くを売却し、莫大(ばくだい)な利益を得ている」と投稿しました。
その上で「ウクライナでどれだけの人が殺されているのかに関心を示していない」と批判し、関税を大幅に引き上げを警告しました。
トランプ氏は7月にもインドがロシアから武器と原油を購入していると非難し、25%の関税とペナルティーを科すと述べていて、今回の発言は圧力を一層強めた形です。
インド外務省は4日、アメリカやEU=ヨーロッパ連合がロシア産原油の購入を巡りインドを「標的」にするのは「不当かつ不合理」と反論する声明を発表しました。
アメリカのニューヨーク・タイムズは2日、複数のインド政府高官の話として、「インドのエネルギー政策はアメリカに左右されるべきではない」として今後もロシア産原油の購入継続を表明したとしています。
フジテレビ,国際取材部