FRB理事が任期前に辞任、トランプ氏「喜ばしい」 パウエル議長の後任人事に影響も


FRB理事をおよそ2年間務めたクグラー氏の任期は来年1月までだった。だが同氏はトランプ氏に宛てた書簡で、8月8日をもって辞任すると表明。
 
クグラー氏は7月29―30日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)を欠席していた。この会合でFRBは、トランプ氏からの再三の利下げ圧力にもかかわらず、政策金利の据え置きを決定していた。

トランプ米大統領(1日)
「FRB理事に空席ができたようだ。大変喜ばしいことだ」

トランプ氏は、クグラー氏の後任として新たな理事を指名し、その残り任期を務めさせることができる。

また今回の早期辞任は、来年5月に任期満了を迎えるパウエル議長の後任人事を加速させる可能性がある。トランプ氏はFRBに対し利下げを再三要求。これに応じようとしないパウエル議長の解任を、たびたび示唆してきた。一部では、トランプ氏が将来の議長候補をクグラー氏の後任に指名するとの憶測も浮上している。



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