【AFP=時事】米国人男性(59)が、南アフリカで娯楽を目的に野生動物を狩り、角などをトロフィー(記念品)として持ち帰る「トロフィーハンティング」中、追っていたバッファローに「返り討ち」に遭い死亡した。警察が8日、明らかにした。
男性はテキサス州ダラス出身で、氏名は明らかにされていない。3日、北部リンポポ州の農場で遺体となって発見された。
男性の胸部と腹部には傷があり、近くには撃ち殺されたバッファローが横たわっていた。
南アのバッファローは体重が最大800キロにもなり、ゾウ、サイ、ライオン、ヒョウと共に、アフリカのトロフィー動物のビッグファイブと呼ばれている。
地元大学が7月に発表した調査結果によると、狩猟観光は南アに年間1億6900万ドル(約249億円)をもたらしている。
「外国人ハンター」の多くは米国人の裕福な退職者で、1回の訪問につき平均3万2663ドル(約482万円)を費やしているという。【翻訳編集】 AFPBB News