東洋大学が10日までに公式サイトを更新。同学に関わる報道について言及し、個別の問い合わせは控えるよう呼びかけた。
今年5月の市長選で当選した静岡県伊東市・田久保真紀市長は同学卒業としていたものの、学歴詐称を指摘する文書が全市議に届いたことで問題が表面化。同氏が大学側に問い合わせた結果、指摘通り除籍であることが明らかになっていた。その後、田久保氏は7月中に辞職し、出直し選に出馬するとしていたが7月31日、市内で会見を開き、辞意を翻して続投する意向を明らかにしていた。
同学は6日付の「本学に係る報道について」の発表で「近時、本学をめぐる度々の報道に接していますが、本学では個人情報の適切な管理及びプライバシー保護を念頭に、法令及び学則その他の学内規則に従って、厳正に対応しています」と表明。
「本学学則では、卒業した者に、卒業証書を交付することとしており、卒業していない者に対して卒業証書を発行することはありません」とした上で「お問い合わせについては、法令に従って対応する所存ですので、学生及び関係者に対する個別のお問い合わせは、一切お控えくださいますようお願いいたします」と呼びかけた。