米雇用統計の担当局長の後任に保守系シンクタンクのE・J・アントニ氏 トランプ大統領が発表「数字が正直で正確なことを保証してくれるだろう」


アメリカ労働省の雇用統計の担当局長に新たに指名されたのは、保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」のチーフエコノミスト、E・J・アントニ氏です。

ロイター通信によりますと、アントニ氏は統計局に批判的な人物で、去年、「ニューヨーク・ポスト」に「バイデン・ハリス労働省は空想の国に存在しているようだ」などとする記事を寄せていました。

アントニ氏の指名を発表したトランプ大統領は、「我々の経済は好調で、E・Jは公表される数字が正直で正確なことを保証してくれるだろう」と期待を示しています。一方で、エコノミストからはアントニ氏の選出は「独立した分析への明らかな攻撃で、アメリカの経済データの信頼性に広範囲の影響を及ぼすだろう」との声が上がるなど、懸念が出ているということです。

トランプ大統領は今月1日に発表された雇用統計で5月と6月の就業者数の伸びが大きく下方修正されたことをめぐり、統計が「不正に操作された」と根拠を示さずに主張。雇用統計を担当するマクエンタファー局長の解任を指示していました。

TBSテレビ



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