[12日 ロイター] – トランプ米大統領が連邦準備理事会(FRB)理事に指名したミラン大統領経済諮問委員会(CEA)委員長は12日、CNBCとのインタビューで、FRBの独立性は「最重要」と述べた。
ただ、上院での指名承認手続きに「先んじることはできない」とし、詳細には踏み込まなかった。
理事指名承認の時期について、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)までに承認されるかどうかは上院次第とした。
12日発表された7月の米消費者物価指数(CPI)に関する質問に対しては、「トランプ大統領就任以降、インフレは落ち着いている」と応じ、政権の関税政策は実質的なインフレにつながっていないという認識を示した。
7月のCPIは前年比2.7%上昇しと、伸びは前月から横ばいとなった。しかし、関税の影響を受けやすい品目の価格が上昇する中、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数の伸びは加速した。
また、調査に基づく経済指標の大半には「ノイズ」が含まれ、近年そのノイズが増加していると述べた。
FOXニュースに対しては、インフレは将来的に安定する見通しと述べた上で、金利についてはコメントできないとした。