倉悠貴、『あんぱん』で魅せる新たな顔と『あさイチ』でのギャップに注目

NHK朝ドラ『あんぱん』で岩清水信司役を好演中の俳優・倉悠貴が、先日放送された『あさイチ』へのVTR出演で大きな話題を呼んでいる。特に注目されるのは、ドラマで見せる役柄のイメージと、実際の彼自身のビジュアルとの鮮やかなギャップだ。ファッション誌『メンズノンノ』のモデルとしても活躍する倉悠貴の多面的な魅力に迫る。

『あんぱん』での土佐弁:毎週毎朝聞きたい「どういたがですか?」

今田美桜主演の朝ドラ『あんぱん』で耳にする土佐弁は、多くの視聴者にとって馴染み深いものとなった。主人公・若松のぶ(今田美桜)の「たまるか」が頻出する中、柳井嵩(北村匠海)が入社した高知新報の雑誌『月刊くじら』編集部員・岩清水信司(倉悠貴)が発する土佐弁もまた、その魅力を放っている。

あんぱん出演時の倉悠貴さん。岩清水信司役として見せる彼の表情と佇まい。あんぱん出演時の倉悠貴さん。岩清水信司役として見せる彼の表情と佇まい。

特に、のぶと嵩の感動的な恋心共有の3か月後、選挙運動で高知に戻ってきたのぶと再会し、そわそわする嵩に岩清水が控えめに尋ねる「どういたがですか?」という一言は、その飾らない温かさと素朴な響きで視聴者の心を捉えている。この耳に心地よい響きは、倉悠貴演じる岩清水信司の人物像を深く印象づけ、毎朝の楽しみの一つとなっている。

トップ声優・津田健次郎との再共演が明かす「聞き馴染みのある声」の魅力

編集長役の津田健次郎が『あさイチ』にゲスト出演した際、部下役として倉悠貴がVTRに登場した。倉は、津田が声を担当した人気キャラクター『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の海馬瀬人役のエピソードに触れ、津田の声が「小さい頃から聞き馴染みのある声」だとコメントした。この共演により、倉自身が『あんぱん』で披露する土佐弁もまた、視聴者にとって「聞き馴染みのある声」として定着したと言えるだろう。

津田と倉は、第78回カンヌ国際映画祭正式出品作『恋愛裁判』(2025年公開予定)でも共演経験がある。トップ声優である津田との上司と部下としての再共演(撮影時期は前後する可能性もある)は、倉の声の魅力をさらに際立たせ、俳優としての表現の幅を広げている。

役柄と実像の鮮やかなギャップ:俳優・倉悠貴の多面性

『あさイチ』VTR出演時の倉悠貴を見たMCの博多華丸・大吉が「イメージが違う」とコメントしたように、彼の役柄と実像の間には鮮やかなギャップがあった。『あんぱん』で演じる岩清水信司は、高知新報の編集部員として、どこか朴訥で地域に根ざした青年という印象が強い。その飾り気のない佇まいは、彼の演技の深さを物語っている。

一方、VTRに映し出された実際の倉悠貴は、メンズノンノモデルとしての「しゅっとした精悍な印象」を強く放ち、普段の洗練されたビジュアルと役柄での自然な佇まいとの対比が際立った。この鮮やかなビジュアルギャップこそが、倉悠貴が持つ確かな演技力と、役柄に深く没入する表現力の証である。2020~2021年放送の『おちょやん』で朝ドラ初出演を果たして以降、彼の俳優としての多面的な魅力は、今後の作品でのさらなる活躍を期待させるに十分だ。

結論

朝ドラ『あんぱん』での倉悠貴は、岩清水信司役を通じて土佐弁の魅力を伝え、津田健次郎との共演で声の表現力を確立し、さらに役柄と実像のギャップで視聴者を魅了した。彼の繊細な演技と幅広い表現力は、単なるビジュアルだけではない、深みのある俳優としての可能性を示している。今後も様々な役柄で私たちを驚かせてくれるであろう倉悠貴の活躍に、ますます目が離せない。


参考資料:
女子SPA!
Yahoo!ニュース: https://news.yahoo.co.jp/articles/d8d7a59127b84857d5edbe64050f4af18ade50ce