お笑いタレントのいとうあさこ(55)が、2025年8月13日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」に出演し、20年近い親交を持つ後輩芸人との特別な関係を明かしました。その相手は、日本テレビの人気番組「世界の果てまでイッテQ!」で共に活躍するお笑いコンビ「たんぽぽ」の川村エミコ(45)。二人の出会いは「イッテQ」での共演より遥か昔、それぞれのピン芸人時代に遡るといいます。
意外な出会い:ピン芸人時代の共演
いとうあさこが語ったのは、川村エミコが「たんぽぽ」を結成するよりも前、お互いがまだ「ピン芸人」として活動していた頃の出来事です。二人の初めての共演は、様々な事務所の代表が集まって開催された日本青年館での合同ライブでした。日本青年館といえば、かつての人気番組「8時だョ!全員集合」の会場としても知られ、いとう自身もその番組を観覧していたというだけに、深い感慨があったようです。川村もまた、その舞台に立てたことに「感動した」と当時を振り返りました。いとうがピン芸人になったばかり、川村が芸歴2、3年目という、まさに駆け出しの頃の貴重な出会いでした。
忘れられない初めての食事会:千駄ヶ谷のイタリアン
記念すべき共演の後には、いとうあさこが川村エミコをイタリアンに誘ったといいます。川村にとっては、いとうとの初めての食事であり、その時の記憶は鮮明に残っているようです。「千駄ヶ谷駅前のおしゃれイタリアンで、ポモドーロのようなものを食べた」と具体的に語る川村に、いとうも「よく覚えてるね」と笑いつつ、その日の思い出を懐かしんでいました。この食事会が、後に「イッテQ」で再会する二人の長きにわたる友情の始まりとなったのです。
お笑いタレントいとうあさこ。長年の盟友である川村エミコとの意外な出会いを語る。
「イッテQ」での再会:20年の歳月と芸人としての変化
出会いからおよそ20年という月日が流れ、いとうあさこも川村エミコも、まさか「イッテQ」という国民的番組で再会し、共演するとは思ってもみなかったと語ります。特にいとうは、自身や川村のような「リアクション芸」や「脱ぐ」といったスタイルでの活躍は想像していなかったと本音を漏らしました。過去にはモリマンや大島美幸(森三中)といった限られた女性芸人のみが行うものだと思っていたと述べ、現在の二人の活躍ぶりに対し「今も不思議」とユーモラスに笑いを誘いました。長い年月を経て人気番組で共演を果たす二人の姿は、まさに芸人としての成長と、深い縁の証と言えるでしょう。
いとうあさこと川村エミコ、二人の芸人が駆け出しの頃に出会い、約20年を経て再び人気番組で共演を果たすまでの道のりは、エンターテインメント業界における人間関係の深さと、予期せぬ「縁」の面白さを物語っています。ピン芸人としての下積み時代から、国民的お笑いタレントとして共演するまで、二人の絆はこれからも多くのファンに感動と笑いを届けてくれるに違いありません。