モルヒネ投与、予定の10倍 大阪・寝屋川の病院会見





大阪府寝屋川市の府結核予防会大阪病院

 大阪府寝屋川市の府結核予防会大阪病院で10月、末期の肺がんで入院していた女性患者(70)が痛み止めのモルヒネを過剰投与された後に死亡した問題で、病院の山本隆文院長は11日、同府枚方市で記者会見し、過剰投与が発覚する直前の約3時間に予定量の約10倍のモルヒネを投与していたと明らかにした。

 山本院長によると、モルヒネを毎時1・66ミリグラム投与する予定だったが、10月26日午前4時すぎから午前7時25分までの間に、毎時約16ミリグラム、計約50ミリグラムを投与した。看護師が設定を間違えた可能性がある。女性は同日午後6時45分に死亡した。

 山本院長は「遺族の皆さまに多大なるご心労をお掛けしたことをおわび申し上げる」と過剰投与を謝罪した。

 女性は6月に入院し、10月7日に余命1カ月と診断されていた。山本院長は「肺がんで亡くなったと考えている」とし、過剰投与と死亡との因果関係を否定した。



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