自民、習主席国賓に慎重論 総務会で発言相次ぐ





自民党臨時総務会に臨む(左から)下村博文選対委員長、鈴木俊一総務会長、稲田朋美幹事長代行、岸田文雄政調会長=5日午前、国会内(春名中撮影)

 自民党総務会で12日、来春に予定される中国の習近平国家主席の国賓来日に対し、政府に慎重な対応を求める発言が相次いだ。発言者は衛藤征士郎元防衛庁長官や原田義昭前環境相ら。中国での邦人拘束や、中国公船による尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海侵入に言及し、日中間の懸案解決を優先した上で国賓来日を実現すべきだと要請した。

 鈴木俊一総務会長は総務会後の記者会見で「国賓来日自体への反対意見ではなかった。対応を考えたい」と述べた。

 習氏の国賓来日をめぐっては、自民党の保守系グループが政府に反対の申し入れを行っている。



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