日本テレビからの番組降板をめぐる問題を抱える元TOKIOの国分太一が、約5カ月ぶりに公の場に姿を現し、弁護士同伴で記者会見を行った。黒いスーツに黒ネクタイ姿の国分は、憔悴しきった表情で、騒動がもたらした心労をうかがわせた。この会見で彼が語った内容は、世間に大きな波紋を広げるとともに、同時期に問題が報じられた先輩、中居正広の対応との対比が浮き彫りとなっている。
国分太一、憔悴した姿で会見に臨む
国分太一が公の場で自身の言葉で語ることを選んだのは、日本テレビが6月に彼に複数のコンプライアンス上の問題が発覚したとして、『ザ!鉄腕!DASH!!』からの降板を発表したことに端を発する。その後、芸能活動の無期限休止、TOKIOの解散、所属する株式会社TOKIOの廃業へと事態は激動した。10月には、番組降板をめぐる日本テレビの対応に瑕疵があったとして、国分は日本弁護士連合会に人権救済の申し立てを行っていた。
今回の会見は、この申し立てを受けて行われたものだが、国分の口から語られた内容は驚くべきものだった。日本テレビは被害者のプライバシー保護を理由にコンプライアンス違反の詳細を公表していないが、国分自身も具体的な内容を知らされていないことが明らかになったのである。さらに、6月にスタッフ交代の挨拶名目で呼び出された国分が、その場でヒアリングが始まり、動転してスマートフォンで録音を試みたところ、日テレ側の弁護士に気づかれ削除を求められたという衝撃の事実も明かされた。
国分太一と、同席した代理人の菰田優弁護士
会見中、国分はTOKIO解散などに言及する際、涙を浮かべる場面も見られた。彼の誠実な態度に対し、X(旧Twitter)上では、会見の場に出て自分の言葉で伝える国分を好意的に捉える声が多く寄せられている。
中居正広との対比:問われる説明責任の姿勢
国分太一が自ら会見を開き、公に自身の状況を説明したことで、皮肉にも旧ジャニーズ事務所の先輩である中居正広の対応が改めて注目されることとなった。中居正広は、2024年末に元フジテレビの女性アナウンサーとの間でトラブルが発覚。フジテレビの第三者委員会は、被害者女性への性暴力を認定する報告書を提出したが、中居側は代理人弁護士を通じて、自身のヒアリング内容が十分に反映されていないことや、性暴力の証拠となる資料の開示などを求める反論を行っている。
しかし、第三者委員会側は資料開示を拒否し、さらに二次被害を与える危険性などを理由にやりとりを拒否しており、膠着状態が続いている。中居は国分とは異なり、これまでに一度も記者会見を開いていない。国分のように会見を開けば、世間の風向きが変わる可能性も指摘されている。
中居の今後に募る注目
中居の代理人弁護士が所属する事務所は、会見の予定について「お答えすることは差し控えさせていただいております」と回答しており、現在のところ会見のめどは立っていない。今さら会見を開いたところで「遅すぎた」という声が集まる可能性も高いだろう。しかし、一部ではネット配信などでの「復活」も画策されていると報じられており、もし再び表舞台に復帰するつもりがあるのなら、芸能人としてやはり会見を開くことが不可欠だと考えられる。
国分太一の涙の会見は、エンターテインメント業界におけるコンプライアンスと、それに対する個人の説明責任の重さを改めて浮き彫りにした。一方で、沈黙を続ける中居正広の今後も、世間の大きな注目を集め続けている。中居の肉声を聞ける日は来るのだろうか、その動向が待たれる。





