はじめに
ファミリーマートは2025年8月19日、全店でのQUOカード取り扱い終了を公式サイトで発表しました。大手コンビニチェーンの一角におけるこの動きは、QUOカード利用者の今後の計画に影響を与えます。
QUOカード販売・利用終了の詳細と期限
ファミリーマートでのQUOカード販売は2025年11月23日23時59分まで、利用は同年12月22日23時59分までです。店舗の在庫状況によっては販売が早期終了する可能性もあります。クオカード社もこの発表に合わせ、ファミリーマートでの取り扱い終了を告知しました。
ファミリーマートの店舗外観。QUOカードの取り扱いが終了するコンビニエンスストア
特に注目すべきは、ファミリーマート限定デザインのQUOカードも販売が終了する点ですが、これらはファミリーマートでの販売終了後も、全国のQUOカード加盟店で引き続き利用可能です。QUOカード以外にも、「ファミリーマート専用プリカ」「サークルKサンクス専用プリカ」「シネマカード」といったプリペイドカードも、QUOカードと同様に2025年12月22日をもって利用終了となります。ファミリーマートは、これらの専用プリカについて、終了日までに最寄りの店舗で使い切るよう利用者に呼びかけています。セブン-イレブン、ローソンでは引き続きQUOカードの利用が可能です。
取り扱い終了の背景:オペレーション負荷と手数料削減
ファミリーマート広報部は8月20日の取材に対し、QUOカードの販売および利用終了の理由を「オペレーション負荷軽減および店舗の手数料削減のため」と説明しています。これは、店舗運営の効率化と収益構造の改善を目指す同社の戦略の一環と見られます。
実際に、ファミリーマートは2025年3月にも、レジにて同社のバーコード決済「ファミペイ」や現金での支払いを推奨する掲示を行ったことで話題となりました。キャッシュレス決済に伴う店舗側の手数料負担が重いことが背景にあり、今回の決定も同様の経営判断と考えられます。
結論
ファミリーマートによるQUOカード取り扱い終了は、店舗運営効率化と手数料削減を目指す経営判断です。保有カードは2025年12月22日までの利用期限内に使い切るか、他の加盟店での利用を検討するなど、計画的な対応が推奨されます。